433: 愛と死の名無しさん 2007/10/29(月) 21:48:55

友人の結婚式の話
友人の家はかなりの旧家で本人曰く「本当かどうかは知らないけど平家の末裔らしいよ(笑)」ということらしい
で、そういうのがモチネタだったんだけど、合コンの席で偶然
「偶然だけど、俺は、源氏の末裔らしいんだよ」なんて盛り上がった相手が、新郎
二人とも本気で信じているわけじゃないんだけど、そういうのがきっかけで知り合った

そして、結婚式当日
その話を聞いていた上司がスピーチで
「平家の末裔である新婦と、源氏の末裔である新郎が、この日めでたく結婚し…」なんて冗談交じりにスピーチをした途端
新郎側の親族席がザワついた
「平家だって?」「そんな話聞いてないぞ…」とか小さい声ながらも私の席まで聞こえてくる
明らかに様子がおかしい
しばらくしたら新郎側の叔父さんが新婦の両親の席にやってきて
「平家の末裔って本当ですか?」と問い詰めた
新婦父はちょっとお酒がはいってたらしく「あぁ。そういうことを先祖代々言われてますよ」と軽く言ったら
新郎叔父が「平家の人間との結婚なんて許さん!」とか言い出して新婦父に掴みかかった。
周りにいた親戚が止めたものの、他の親戚も「平家だなんて・・・」「うちにそんな血をいれるわけには…」と
お前らどこの時代の人間やねんwと突っ込みたくなるような発言があちこちから
結局、その後新郎側の親族のほとんどが途中退席するという異常事態に

二人は一応その後も結婚してうまくやってるけど
親戚とは完全に縁を切っているらしい

(新郎曰く「うちが源氏の子孫っていうのも嘘臭いし、信じてるのは祖父母や叔父叔母のみ」とのこと)

阿呆くさ~と思ったけど、そういう「血」に対する誇りを持ってる人間にとっては
重大なことなんだろうね…でも阿呆くせ~~~