支え

562 :育児まとめニュース 2016/08/27(土) 10:41:38 ID:G8Z
昔、好きだったというか心の支えだった本がある。
半ネグレクトで精神的虐待を受けた女の子が失声症になり、祖父母に預けられ療養して元気になり、成長していくって話だった。
児童書で小学生の頃図書館で読んで、返してまた借りてをずっと繰り返していた。
私はこの女の子みたいに失声症にもなってないし親に手放されてもいないけど、
この子が母親から言われる言葉、突き放し方、兄からされるマウンティング
それらに身に覚えがありすぎて、でも母が絶対だった当時これを苦しい悲しいなんて言うのは私が間違い。
私が悪い子だから。なんてグルグル悩んでた頃だったから
私も辛いって言っていいんだ。って目からウロコで何度読んでも号泣してた。
ただ私にはこの本の女の子みたいに恵まれた祖父母や先生はいなくて
結局女の子の成長ストーリーみたいにはいかない人生だった。
それでも大人になって、自分で親と距離をとったりする選択ができて、そして結婚した。子供も産まれた。
私の子供時代のような想いだけはこの子にさせない。
とあの児童書を買ってちょっと子育てに悩んだ時なんかに読んで初心に戻ろうとして。
そんなときこの本にはもう1冊あることを知った。
話は全く同じなんだけど、母親目線で書かれてる一般書。
母親は母親で苦悩してた。それでも虐待は許されないけどね。って内容になってた。
それを読んだ時子供の頃に私が見てた恐怖政治の母の裏が見えた気がした。
そして息子を叱ってるときの自分が見えた。
虐待がループするなんて嘘!私はこの子を愛してるしあんな思い絶対させない。
そう思ってた自分の間違いに気づいた。
虐待がループするのは子供を嫌いになるからじゃない「愛し方」を知らないから。
自分は親に愛されてた。親は私にああいうことをして来たからそれが愛し方なんだ。って思い込みが出来上がってるから。
ただの吐き捨てだけど、もしもそんな事で悩んでいる人がいたなら
私は違う!なんて意地を張らずちょっと気を抜いて見て欲しい。
配偶者がいるなら一日全てを任せてみてもいい。
自分の親との確執、問題なんてもう解決しなくていい、ほっといていいから
親の愛し方を盲信せず自分の子供の愛し方を見直して欲しい。
きっと抜け出した気になっても虐待ループに足を踏み入れる危険は一生続くから。
その時は子供の目をまっすぐ見てみて欲しい。


124: 名無しさん@おーぷん 2014/09/13(土)17:15:03 ID:mH9B3TgBS
私は第一子(息子・当時3歳)を20年前に亡くしてる。
死因は小児癌だった。
息子の父親である元旦那は
病気と闘う息子を見放して捨てた糞野郎だった。
息子の病気が判明するまでは、
可愛い可愛いとしつこいくらい構っていたくせに、
癌とわかると「ふざけんなよ」と離婚届けを叩きつけて
義実家に帰ってしまった。

義実家は口を揃えて
「息子が癌になったのは、嫁の陰気なオーラのせい。
いつもいつも俯きやがって。
こんなんじゃ元気な子は育たない」と詰ってくる。
私が俯くのはお前らのせいだ。

不必要に我が家に凸して不平不満を言い、
散々食い散らかしてようやく帰る。
旦那は常に義実家の味方だった。
それでも私は息子の為だと
無理矢理笑顔を作って家事育児をこなしてきた。

元旦那は見舞いにすらこない。
来るのは私の両親だけ。
両親は「離婚して戻っておいで。もう我慢しなくていい。
息子ちゃんは私達で支えよう」と言ってくれた。
離婚の際、元旦那は提示した額よりも多めの慰謝料を寄越した。
「曲がりなりにもアレは俺の息子。せめてもの情けだ。
多めにやったんだから
絶対にこちらに関わってこないように」だって。

結局息子は死んでしまった。
私はぽっかり胸に穴が空いてしまって、鬱状態に。
息子が生きていたら買ってあげていただろう玩具やランドセルを揃え、
仕事と自宅を行き来する生活を、
息子が二十歳になる年まで続けてた。

そんな私を支えてくれたのが同い年の課長だった。
彼は片足が義足の人。
子供の頃に事故で両親兄弟、足を失った人だった。


このページのトップヘ