335: 名無しさん@HOME 2013/08/21(水) NY:AN:NY.AN
ウトが死んだ時、半絶縁状態のトメが私達夫婦に、一人暮らしは心細いので 
同居して欲しいと言い出した。 
以前揉めた時に、トメ自身が私に対して 
「私にはコトメちゃんが居るんだから、あんたの世話にはならないわ!」 
なんて強気の発言をしてたのに、どういう心境の変化だ?...と思ったら 
コトメの結婚が決まり、飛行機の距離へ嫁ぐ事になったらしい。 
(しかも計画的出来婚らしく、結婚しないという選択はない)
夫は淡々と、今までトメが私にした仕打ちを挙げて、同居が無理だと説明。
お袋の顔を見たく無い。今日だって、親父の一周忌だから来た。これからも
法事以外で来るつもりは無い。と、とても冷淡に突き放した。
トメはみるみる落ち込んで、涙目で私に「あなたからも頼んで頂戴」って
縋ってきたので、何か言わなきゃ何か言わなきゃ...と焦り、
「コトメさんの嫁ぎ先について行けば良いじゃないですか!」
と、自分でも思っていない言葉が飛び出した。
トメが一瞬固まったので、うわ~余計な事言ったかな?と後悔したが、すぐに
ピコーン!と電球が灯ったみたいに明るくなり、
「あなたに言われるまで思いつかなかった。」
と、手を握られた。
初めてトメに感謝され、今までの事もきっちり謝罪された。
コトメは青ざめていたけど、めでたしめでたし。
早速、北国への移住計画がスタートしたらしい。
まずはコトメの嫁ぎ先に居候して、出産~子育てのお手伝いをして、ウトの
三回忌が済んだら義実家を売って、完全に移住するんだって。
コトメはトメの過干渉から逃れられると喜んでいたので、「余計な事を...」
と恨まれているみたいだけど、なんか上手く納まった気がする。